倉石綾子/著, uuuUPS Co., Ltd./発行
“Danny” 愛川 誠次郎 includes 榎田啓一、神山均、佐藤拓、髙木玉緒、立川直樹、長井保夫、福田泰彦、森永博志、林良樹(五十音順)
70年代から現在まで、東京のバー・シーンの第一線で活躍する、デニー愛川。
テクノポップバンド「プラスチックス」ら、若手ミュージシャンやクリエイターに愛された「CINEMA CLUB」(原宿)から始まり、絶頂期にあったYMOがライブを行った「東風」(西麻布)、立川直樹や森永博志らが常連だった仙台坂「STAR BANK」(仙台坂)、「LOVE &SEX(GOLD内)」(芝浦)……、ナイトシーンとそこから派生したファション、音楽シーンに影響を与えてきました。現在もロック、ストリートファッション、ストリートアートなど、東京のカルチャーの担い手のシンボル的な存在として認知されています。
バーテンダー歴40年の節目を迎えた年、デニー愛川がこれまでに携わってきた東京のナイトシーンを振り返るとともに、その職人気質の仕事術やバーテンダーとしての本質、生き方の流儀までを伝えるライフヒストリーブック。
デニー自らが開発したオリジナルリキュール「星子」製作秘話、1980年代後半デニー愛川の店「スターバンク」を中心に東京のバイク(ハレーダビッドソン)シーンがつくられていったというエピソード、また、写真集「Trippin’ / Danny Aikawa」が撮影された1991年の”スタージスモーターサイクルラリー”についても収められています。
自由であること、冒険を恐れないこと、インディーズを貫き通すこと。
デニー愛川の生き方は本質的であることを求められる時代の価値観のヒントであり、人生をより自分らしく生きていきたいと考える人への強烈なメッセージとなるはずです。